2019年03月08日

にっぽん丸船長が飲酒で操船し衝突事故か 4 (CRMが破綻か)

国土交通省は「にっぽん丸」の衝突事故原因について『ジョイスティックと呼ばれる装置を使って操船をしていた50代の船長が、前進するところを間違って後進させてしまったことが事故原因だったとした』とし『安全管理体制を見直すよう、海上運送法にもとづく安全確保命令を同社に出した』と朝日新聞が報じました。
これまで「船長の飲酒」が主に報道されてきましたが、機関長が船長と一緒に飲酒してたと報じられたのは驚きです。
船長が本船の進行方向を間違えて指示したとしても、ブリッジの操船担当者が異議を唱えなかったのかが重大な疑問です。ブリッジでのスタッフ間のコミュニケーションがとれておらず、CRM(クルー・リソース・マネジメント:現場スタッフが情報を共有しリスクの発生・回避を管理する)が成立していなかったと見られます。本船幹部の飲酒のみならず、スタッフ間のチームワークにも致命的な欠陥があったと言えます。


商船三井客船に安全確保命令 グアムの事故で国交省
朝日新聞 2019年3月8日
https://digital.asahi.com/articles/ASM383625M38UTIL006.html?ref=tw_asahi
 昨年12月30日に商船三井客船の大型クルーズ船「にっぽん丸」が米国・グアムの港で桟橋と接触した事故で、国土交通省は8日、安全管理体制を見直すよう、海上運送法にもとづく安全確保命令を同社に出した。
 国交省は、ジョイスティックと呼ばれる装置を使って操船をしていた50代の船長が、前進するところを間違って後進させてしまったことが事故原因だったとした。船長は、操船の約3時間前までハイボール(350ミリリットル)を1・5缶飲んでいたが、操船時には酒気帯び状態にはあたらず、事故原因とは認めなかった。
 直後に米当局がおこなった飲酒検査で船長からアルコールが検知されていた。このことについては、船長が港に停船後、気持ちを落ち着かせるために缶ビール1缶を飲んだため検知されたものだと判断したという。エンジンを管理する機関長も一緒に飲酒していたといい、こちらは酒気帯び状態で勤務していたと認めた。
 同省によると、事故は昨年12月30日午後9時すぎ、船がグアムを出発した直後に起きた。船の後部に二つの穴があいたが、乗員乗客計624人にけがはなく、燃料漏れもなかった。横浜海上保安部が業務上過失往来危険などの疑いで捜査しているほか、国の運輸安全委員会も事故原因を調査している。
ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 14:14| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日のつぶやき


posted by ichi3 at 00:01| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする