現地では『作業は現地時間午後4時(日本時間同9時)に始まった。2隻のタグボートが事故現場の沖合15キロの地点までえい航し、海水を注入して水深3180メートルまで沈める予定。船体の残りの部分は現地に留め置かれる』としています。
一方『沈める場所の選定に当たっては、多くの専門家らの意見を聞いたと強調した。ただ、多様な生物がすむ海に沈めることについては環境保護団体から批判も根強い』と環境保護団体からの批判もあるとのことです。
海中へ沈める作業開始 商船三井手配の座礁船―モーリシャス
時事通信 2020年08月21日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082100437&g=int
【ポートルイス(モーリシャス)AFP時事】インド洋の島国モーリシャスの沖合で7月下旬、商船三井が手配した貨物船「WAKASHIO」が座礁し、大量の重油が海に流出した事故で、モーリシャス当局は20日、二つに割れた船体のうち、一部を海底に沈める作業が同日開始されたことを明らかにした。
当局の声明によれば、作業は現地時間午後4時(日本時間同9時)に始まった。2隻のタグボートが事故現場の沖合15キロの地点までえい航し、海水を注入して水深3180メートルまで沈める予定。船体の残りの部分は現地に留め置かれる。
声明は「作業の責任者は、船内のすべての油や浮遊する破片が既に除去されたことを確認した」と説明。沈める場所の選定に当たっては、多くの専門家らの意見を聞いたと強調した。ただ、多様な生物がすむ海に沈めることについては環境保護団体から批判も根強い。
ラベル:船舶事故