2020年08月22日

日本の大型貨物船座礁し重大な環境破壊の恐れ 19(座礁の原因はナゾ)

貨物船が座礁した原因について、朝日新聞は『浅瀬への接近を察知した沿岸警備隊が約2時間で少なくとも8回連絡を試みたが、貨物船から応答がなかったという』としています。時系列的には『座礁事故が起きた7月25日、沿岸警備隊は午後6時15分に沖合を航行する貨物船をレーダーで確認し、断続的に交信を始めた。午後7時10分、マエブール地区の海岸から約11キロ離れた地点で、貨物船が11ノット(時速約20キロ)の速度で浅瀬の方に向かってきたため、航路の変更を求めようとしたが、反応はなかった』(朝日新聞)といいます。
座礁後の状況として『午後7時25分、貨物船はマエブールから2キロ弱の地点で停止。地元政府は、この時に座礁したとみている。午後8時10分、インド人の船長から連絡があり、「船の制御ができなくなった」と伝えられたという』(朝日新聞)と報じました。
また、『警察は18日、船長と1等航海士を航海の安全を脅かした容疑などで逮捕した。調べに対して船員たちは「島に近づいたのはインターネット接続をして(メッセージアプリの)ワッツアップを利用するためだった」と供述。事故前に船員の誕生日会を開いていたとも話しており、警察はこれらが事故につながった可能性があるとみている』(朝日新聞)としています。なお、本船航路の入力ミスとの報道もあり座礁の原因については不明です。


船員「ワッツアップ利用で島に接近」、モーリシャス座礁
朝日新聞 2020年8月22日
https://digital.asahi.com/articles/ASN8Q6293N8PUHBI03Z.html?iref=pc_extlink
 インド洋の島国モーリシャスで大量の油を流出させた日本企業の貨物船が7月下旬、座礁した当時の詳しい状況が地元警察などへの取材で分かってきた。浅瀬への接近を察知した沿岸警備隊が約2時間で少なくとも8回連絡を試みたが、貨物船から応答がなかったという。

 捜査関係者の説明や政府資料などによると、座礁事故が起きた7月25日、沿岸警備隊は午後6時15分に沖合を航行する貨物船をレーダーで確認し、断続的に交信を始めた。午後7時10分、マエブール地区の海岸から約11キロ離れた地点で、貨物船が11ノット(時速約20キロ)の速度で浅瀬の方に向かってきたため、航路の変更を求めようとしたが、反応はなかった。

 午後7時25分、貨物船はマエブールから2キロ弱の地点で停止。地元政府は、この時に座礁したとみている。午後8時10分、インド人の船長から連絡があり、「船の制御ができなくなった」と伝えられたという。

事故前に誕生日会を開く
 警察は18日、船長と1等航海士を航海の安全を脅かした容疑などで逮捕した。調べに対して船員たちは「島に近づいたのはインターネット接続をして(メッセージアプリの)ワッツアップを利用するためだった」と供述。事故前に船員の誕生日会を開いていたとも話しており、警察はこれらが事故につながった可能性があるとみている。

 貨物船は岡山県の長鋪(ながしき)汽船が所有し、商船三井がチャーターして運航。インドやスリランカ、フィリピンの船員計20人が乗船し、当時は空荷だった。(ヨハネスブルク=石原孝)
ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 22:51| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の大型貨物船座礁し重大な環境破壊の恐れ 18(マングローブの大被害)

油の流出により発生した環境・生態被害は甚大です。朝日新聞はマングローブの被害について『複雑に重なる根の部分にこびりついた油の除去は難しく、回収時期は見通せていない』とし『汚染は、湿地保全を定めたラムサール条約に指定された地域が含まれ、サンゴなど海中の被害調査はこれからだ。環境団体は生態系などの回復に30年前後はかかるとみている』と報じました。
マングローブの状況について『マングローブ保全を進めてきた地元環境活動家、スニル・ドワルカシン氏(62)は、少なくとも10キロの範囲に育つマングローブが被害を受けたと分析。「マングローブは繊細で、作業前に訓練が必要だ」と話し、有志の住民たちも回収を担った砂浜などとの状況の違いを指摘した』(朝日新聞)と述べており日本からの支援は必須事項です。


マングローブが重油まみれ、回復に30年? 貨物船座礁
朝日新聞 2020年8月22日
https://digital.asahi.com/articles/ASN8Q6S6ZN8PUHBI049.html?ref=tw_asahi
インド洋のモーリシャスで起きた油の流出事故では、海岸沿いに広がるマングローブ林が大きな被害を受けた。複雑に重なる根の部分にこびりついた油の除去は難しく、回収時期は見通せていない。

 貨物船のタンクの一部が破損し、約千トンの重油が流出したのは8月6日。油は透き通った海を汚染し、南北10キロにわたる海岸線に漂着。魚や鳥に被害が出た。

汚染は、湿地保全を定めたラムサール条約に指定された地域が含まれ、サンゴなど海中の被害調査はこれからだ。環境団体は生態系などの回復に30年前後はかかるとみている。

 地元の当局者やボランティアらによる清掃が進み、海岸線のうち、砂浜での油の回収はおおむね終了した。作業が難航しているのがマングローブ林だ。

 日本の国際緊急援助隊によると、長鋪(ながしき)汽船所有の貨物船が座礁した場所から約2キロのマエブール地区周辺にあるマングローブは、水面から高さ20〜30センチほどのところにも黒い油が付着しているという。隊員の1人は「根が複雑なのでポンプで吸い取るのも難しい。植物相手なので、高圧洗浄機や薬剤の使用も難しいのではないか。手作業が中心になるだろう」と話した。

 マングローブ保全を進めてきた地元環境活動家、スニル・ドワルカシン氏(62)は、少なくとも10キロの範囲に育つマングローブが被害を受けたと分析。「マングローブは繊細で、作業前に訓練が必要だ」と話し、有志の住民たちも回収を担った砂浜などとの状況の違いを指摘した。

 現地では、フランスやインド、国連などの支援部隊が油の回収作業などにあたってきた。日本からは10日に日本を出国した6人の援助隊のほかに、環境省職員や国立環境研究所の研究者ら7人も20日に現地に到着した。先発隊の6人は引き継ぎを終えた後、22日に現地を発つという。

 油が流出するまでの地元政府の対応が遅かったとの声も一部で上がっているが、政府は「(事故後に船の制御などを担った)サルベージ会社が、5日の時点で油の流出のリスクは低いとの報告をあげていた」と釈明している。

 貨物船は高波などの影響で15日になって二つに分断。地元政府は、離礁した前方部分を沖合に沈める作業を進めているが、環境NGOグリーンピース・アフリカは「汚染を拡大させる」として反対している。引き揚げが難しい船体後方部分は解体する方針だ。(ヨハネスブルク=石原孝)
ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 21:56| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月21日のつぶやき












posted by ichi3 at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする