2020年08月25日

日本の大型貨物船座礁し重大な環境破壊の恐れ 21(船尾部分の撤去が急務)

珊瑚礁には貨物船の巨大な船尾部分が残されています。朝日新聞によると『座礁したまま放置されている船尾部分の船底が、波を受けて周辺のサンゴを削り続けている可能性が高いという。最も濁りが濃かったのは、船から約800メートルの地点で、通常30メートル程度ある視界が3メートル程度に下がっていた』としています。
マングローブについて『援助隊はマングローブ林についても計7カ所を調査し、全地点で根に油の付着を確認した。小魚や水鳥を引き寄せ、「生命のゆりかご」とも言われるマングローブの「呼吸根」と呼ばれる根が油で覆われたまま放置すれば、窒息したり有害物質の影響で枯れたりする可能性があるため、対策が急がれている』(朝日新聞)と、こちらも対応を急ぐ必要があります
日本からの支援について『援助隊は27日、ラムサール条約に指定されているブルーベイ周辺の調査を予定している。今後は長期的なモニタリングが重要になるという。隊員の一人は「身を引き締め、調査や今後の計画策定に携わりたい」という』(朝日新聞)と述べており、長期的で強力な日本政府の支援が必要です。


モーリシャスのサンゴ、窒息の恐れも 座礁の影響を調査

朝日新聞 2020年8月25日
https://digital.asahi.com/articles/ASN8T6KHCN8TUHBI01L.html?ref=tw_asahi
 インド洋にあるモーリシャスの沖合で長鋪(ながしき)汽船(本社・岡山県)所有の貨物船が起こした座礁事故で、周辺のサンゴに白い堆積(たいせき)物がたまって呼吸の妨げになるなどの影響が出ていることが25日明らかになった。環境影響評価を専門とする日本の国際緊急援助隊の2次隊が、地元の大学や沿岸警備隊と共同で調査して発表した。

 モーリシャス政府によると、事故によるサンゴ礁への影響調査は初めて。援助隊の発表によると、座礁船から約2キロに位置し、流出した油が漂着したエグレット島の周辺の計12カ所の海中を実際に潜って調査した。

 サンゴや海底に付着している油は確認できなかったが、海中でサンゴの破片とみられる濃い白い濁りが3カ所で確認された。座礁したまま放置されている船尾部分の船底が、波を受けて周辺のサンゴを削り続けている可能性が高いという。最も濁りが濃かったのは、船から約800メートルの地点で、通常30メートル程度ある視界が3メートル程度に下がっていた。

 隊員は「細かい物が長期間たまると、サンゴは窒息やストレスで死ぬ恐れがある」と指摘。サンゴに酸素を供給している藻類の光合成を妨げる可能性もあり、「船の撤去を急いで根本を絶つしかない」と話す。オイルフェンスを固定しているロープの一部がサンゴを破壊している状況も確認されたという。

 援助隊はマングローブ林についても計7カ所を調査し、全地点で根に油の付着を確認した。小魚や水鳥を引き寄せ、「生命のゆりかご」とも言われるマングローブの「呼吸根」と呼ばれる根が油で覆われたまま放置すれば、窒息したり有害物質の影響で枯れたりする可能性があるため、対策が急がれている。

 だが、マングローブ林の周辺の地面の一部は泥状で、人が足を踏み込むと地表の油が地中に入り込む恐れがある。地中では油の分解が遅く、環境への影響の長期化も懸念され、満潮時に小舟で近づいて作業するなど、工夫が必要になりそうだという。

マングローブが重油まみれ、回復に30年? 貨物船座礁

 援助隊は27日、ラムサール条約に指定されているブルーベイ周辺の調査を予定している。今後は長期的なモニタリングが重要になるという。隊員の一人は「身を引き締め、調査や今後の計画策定に携わりたい」という。

 モーリシャス政府は24日、二つに割れた船体のうち、船首部分を沖合約15キロまでタグボートで曳航(えいこう)し、水深約3180メートルの海中に沈めたという。同国の国家危機委員会は「フランスの専門家らの助言を得て、沈める場所を決めた」と説明し、海洋汚染や海上航路の妨げにならないようにしたとしている。(遠藤雄司、ヨハネスブルク=石原孝) 
ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 21:43| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の大型貨物船座礁し重大な環境破壊の恐れ 20(船体前部を海底に沈めた)

タグボートに曳航されていた船体の前方部分を海底に沈める作業が終了しました。
共同通信によると『地元当局などは19日、2隻の作業船で沖合13.8マイル(約22キロ)、水深3180メートルの地点までえい航していた。この場所に処分したとみられる。現地で撮影された写真によると、船体は白いしぶきを上げながら沈んだ』としています。
なお、『海中で処分する計画を巡り、近隣のレユニオン島を領有するフランス政府は当初、船内の有害物質が海に漏れ出す恐れがあるとして難色を示していた』(共同)にあるように海洋汚染は危惧されます。


座礁船の海中処分完了 モーリシャス沖、前方部
共同 2020年8月24日
https://this.kiji.is/670639325943252065
 モーリシャス沖で発生した日本の貨物船の重油流出事故で、モーリシャス政府は24日、真っ二つになり沖合にえい航した船体の前方部を海に沈めて処分する作業が完了したと発表した。

 地元当局などは19日、2隻の作業船で沖合13.8マイル(約22キロ)、水深3180メートルの地点までえい航していた。この場所に処分したとみられる。現地で撮影された写真によると、船体は白いしぶきを上げながら沈んだ。

 海中で処分する計画を巡り、近隣のレユニオン島を領有するフランス政府は当初、船内の有害物質が海に漏れ出す恐れがあるとして難色を示していた。

ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 01:19| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月24日のつぶやき














posted by ichi3 at 00:01| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする