2010年04月04日

iPadは「PCキラー」となるか?その7(「人気」は「実力」か)

発売前のiPadの評価は様々でした。いい意味でも悪い意味でも「情報操作」は日常茶飯の業界ですから、アップル社の宣伝戦略の一翼を担う情報も当然あるわけで、客観的で公平な評価はなかなか見分けにくい状況でした。その流れの中で市場はどのように評価するか?ユーザーはどう反応するか?電子書籍への期待は絶大ですが、その「実力」のほどを追跡したいと思います。アメリカからの報道によると発売時の人気はなかなか高いようです。

iPad、米で発売 書籍にも「革命」起こすか
朝日新聞 4月3日
【ニューヨーク=山川一基】米アップルは3日午前(日本時間同日夜)、米国で携帯端末「iPad(アイパッド)」を発売した。インターネットで購入した書籍、新聞、動画などを手軽に楽しめる。音楽の売り方で「革命」を起こしたアップルだけに、書籍販売にも大きな影響を与えるとみられる。日本発売は4月後半の予定。
 iPadは9.7インチの液晶画面をもち、縦24.3センチ、横19.0センチ、厚さ1.3センチ、重さ680グラム。キーボードはなく、同社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」のように画面に指で触れて操作する。
 無線LANでネットにつなぎ、書籍や新聞をダウンロードできるほか、ネットサイトの表示、メール、ビデオ、音楽、ゲームなども楽しめる。すでにiPhone用に販売されている15万個以上のアプリケーション(ソフト)が使え、最も安い記憶容量16ギガバイトの機種が499ドル(約4万7千円)。
 ニューヨークの「5番街」にあるアップルの店舗前には、午前9時の開店前に約1千人の列ができ、関心の高さをうかがわせた。カナダ・モントリオールから来た会社経営のステファン・マルセルさん(42)は「このためにニューヨークに来た。使い道は決めていないが、何にでも使えるはずだ」。
 最も注目されているのが電子書籍としての機能だ。ネット上の「iブック・ストア」でダウンロードして購入する。iブック・ストアの中身はまだ発表されていないが、アップルは音楽ダウンロードサービス「iTunes(アイチューンズ)」で1曲99セント(約95円)の価格破壊を成功させた経緯があり、書籍販売でも思い切った価格や品ぞろえを狙うとみられる。
 電子書籍端末はソニーが2006年、米国で「リーダー」を発売して先駆けた。次いで米ネット通販最大手アマゾンが07年に発売した「キンドル」がヒット。1冊10ドル(約950円)前後からと、紙に印刷された本の半額程度で買え、2社で市場をほぼ分け合ってきた。
 2製品は、ダウンロードするものを書籍と新聞にほぼ特化しているため、白と黒の粒子を電圧で動かして表示する「電子ペーパー」を採用。省電力で長時間読んでも疲れにくいように工夫した。
 一方、iPadは多機能を生かすため、小型パソコンと同様のカラー液晶を採用。これにあわせ、テレビ局のABCやNBCが人気番組などをiPad向けに配信する方針だ。新聞大手もキンドルに配信しているニューヨーク・タイムズ紙のほか、経済紙ウォールストリート・ジャーナルが配信するとみられている。
 米調査会社アイサプライは、iPadの世界販売台数は10年に700万台、12年には2千万台に達するとみている。ただ、機能の多様さを考えれば「お買い得」といえる半面、米メディアの間では「中途半端な商品」「iPhoneと小型パソコンをもっていれば、いらないのでは」との見方も出ている。
ラベル:便利情報 ネット
posted by ichi3 at 00:46| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『iPad』、各紙の先行レビューまとめ(WIRED VISION)
PC Online 3/2/2010

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100402/1024034/?f=news

iPadの先行レビューが入り始めた。どれも確実にSteve Jobs CEOを喜ばせるものだ。

Apple社は4月3日(米国時間)の発売前にiPadをいくつかのメディアに渡しており、それらのレビューが掲載され始めたのだ。どのレビューも、iPadの長いバッテリー時間(12時間以上)、印象的なスピード、美しいタッチスクリーンなどを称賛している。以下に抜き書きをいくつか紹介しよう。

Walt Mossberg氏(The Wall Street Journal)

米Apple社の美しいタッチスクリーン・デバイスは、ポータブル・コンピューティングを大きく変えるとともに、ノートパソコンの優位性に挑戦できる可能性を持つ製品だと確信する。数十年間にわたって普及してきたマウス操作のインターフェースから、指操作によるマルチタッチ・ユーザーインターフェースへの移行も後押しする可能性がある。

Andy Inhatko氏(Chicago Sun Times)

『iPad』を1週間使用してみて、Apple社ほど熱心に新製品の開発に取り組んでいる企業がほかにあるだろうかという感想を持った。ほかの企業はこれほどまでに、安全で実績のある路線から外れて、休むことなく新しい物を考案するという姿を示したことがあるだろうか?

Ed Baig氏(USA Today)

iPadは成功者だ。Amazon社の『Kindle』にとっては強力なライバルだし、任天堂やソニーの携帯ゲーム機にとってもそうだ。少なくとも、iPadはタブレット・コンピューティングに対する一般の人々の関心を喚起するだろう――Microsoft社のBill Gates氏が長い間果たせなかった夢(日本語版記事)だ。

Tim Gideon氏(PCMag.com)

Apple社の熱心なファンは別にして、多くの人は、この半端なパソコンに誰が何百ドルも出すのだろうと不思議がるだろう。しかし、しばらくiPadを使ってみて、その意義がわかった。基本的かつ不可欠なワークツールに、オフィス・スイート『iWork』、改良されたブラウザー、電子メール、『iPod』、写真アプリケーション、『iBooks』の機能的な電子書籍プラットフォームを統合し、ダウンロード可能なアプリケーションやゲームを多数取り込み、それらを美しい9.7インチのタッチスクリーンを搭載したすばらしい薄型デバイスにひとまとめにしたこれは、「成功者」なのだ。

Xeni Jardin氏(Boing Boing)

iPadは完全に新しいツボをついてくる。ディスプレイのサイズは十分に大きく、もっと小型のスクリーンにおけるアプリケーションやゲーム体験が、つまらないものに感じられるほどだ。活字は鮮明で画像もすばらしく、Apple社の『A4』チップとソリッドステート・ストレージのおかげでスピードも抜群だ。iPadのアプリストア、ウェブ閲覧、iBookストアや書籍リーダーなどをしばらく試してみて、iPadはこれらを単にまとめたものよりはるかに大きな、新しいユーザー体験を提供するものだと感じた。

Omar Wasow氏(TheRoot.com)

一部のパワーユーザーは、例えば、iPadがHDMI出力ポートを備えていないことや、今のところ同時に複数のアプリケーションを動かせないことや、そのほかの小難しい関心事に対応できていないことに失望するだろう。だがそのほかの人々は(そして多くのコンピューターおたくたちも)、iPadでやりたいことを行なう時には何の努力も必要とされない、ということに興奮を感じるだろう。

WIRED NEWS 原文(English)

WIRED NEWS 日本語

Posted by at 2010年04月04日 10:07
iPad発売でにぎわったAppleストア 購入者の声は
ITmedia 4/5/10
iPad発売当日、iPhoneのときほどではなかったが、Appleストアには熱心なファンが行列を作った。夜中の1時から並んで、妻に「クレイジー」と言われた人も。(ロイター)
2010年04月05日 10時35分 更新
 数カ月前から話題になってきた米AppleのiPadが、4月3日に発売され、人々の興奮に火をつけた。次の大ヒット商品になるかどうかを決める重要な期間の幕開けともなる。
 ニューヨーク五番街にあるAppleの旗艦店では、午前9時の開店と同時に、店員が顧客を喝采で迎えた。顧客らはその数分後に、ノートPCとスマートフォンの架け橋とうたわれるデバイスを抱えて出てきた。
 ウォール街のアナリストがiPadの訴求力を見極めようとする一方で、多くの店舗では集まった人々に熱気が伝播していった。
 コンサルティング企業Creative Strategiesの社長でベテランAppleウォッチャーであるティム・バハリン氏は、店の前にできた行列は「長く、熱気にあふれていた」と話す。
 「iPadは前評判にふさわしい。コンピュータはこう使うものだという人々の考えをリセットする可能性を持っている」(同氏)
 購入者は大声を上げ、拳を付き合わせ、Appleストアの店員は一番乗りの顧客らを拍手とハイタッチで迎えた。
 開店から数時間後も店内はにぎわっていた。サイモン・コックスさんのように、すぐに箱を開けてiPadを試してみる顧客もいた。
 英国のマンチェスターからやってきた数学教師のコックスさんは、すぐに友人と家族に電子メールを送った。
 コックスさんは、iPadは思っていたよりも小さいとし、「持ち運びやすい。きっと外出するときに使うだろう」と話した。
 テクノロジー専門家も直接iPadを見ようと先を争い、同製品を分解して部品や構造を調査している。Apple製品のパーツと修理の専門業者iFixitは、iPadにSamsung Electronics、Broadcom、Texas Instrumentsのチップが使われていることを明らかにした。
 ウォール街のアナリストは、iPadが一般ユーザーからの支持を得られるかどうかを知りたがっている。同製品は米国の200あまりのAppleストアと、多くのBest Buy店舗で発売された。
 もしiPadが一般消費者に受け入れられたら、Appleだけでなく部品メーカーにとっても新たな追い風となるだろう。Appleの株価は過去最高値を記録している。
 発売当日、ニューヨーク、ワシントン、ボストン、サンフランシスコのAppleストアには、iPadを待つ顧客が徐々に集まった。だが行列は、2007年のiPhone発売時に比べるとかなり短かった。
 ボストン北部のバーリントンモールで並んでいたウィル・キーファーさん(28)は、iPadのおかげで、ノートPCを買わずにデスクトップコンピュータから解放されると期待しているという。
 「必要なことはiPadで全部できると思う」とキーファーさんは言う。彼はフリーランスのソフト開発者で、iPad向けに幾つかアプリを開発したいと考えている。
 バージニア州リッチモンドでは、約100人がAppleストアに集まった。
 snagajob.comという企業のITディレクター、マット・ライディさん(43)は、午前1時に到着して列の先頭に並んだ。「妻はわたしをクレイジーだと思っている。行列の中でわたしが一番年上だろうと彼女は言った」
 iPadは3月半ばから予約を受け付けていたため、列に並ぶ理由はほとんどなかった。早いうちに予約をした人は、3日に店頭または自宅への配達で同製品を受け取ることになっていた。
 アナリストは、iPadの予約件数は数十万、最初の1年間の販売台数は400万〜700万台と見込んでいる。
一般ユーザーに受けるか
 Appleの運命はiPadにかかっている。同社は1月に、iPadを「スマートフォンとノートPCのいいところを合わせた軽量のメディア再生デバイス」という新しいカテゴリーのマシンとして発表した。
 iPadは9.7インチタッチスクリーンを搭載し、重量は680グラム。iPhoneを大きくしたような形で、同じOSを採用している。Wi-Fiモデルが499ドルからで、3Gモデルは最も高いバージョンで800ドルを超える。
 iPadはゲーム、動画、写真、電子書籍、雑誌などあらゆる種類のメディアを使えるように向けに設計されている。iPad向けに作られた新しいアプリも、約15万種の既存のiPhoneアプリも動かせる。
 Appleはまた、AmazonのKindleやその他の電子書籍リーダーや電子書籍と競合する独自の電子書籍事業も立ち上げる。
 iPadは今年登場する軽量タブレットマシンの一番手だ。Hewlett-PackardやDellなどのライバルも同様のマシンを投入する。
 問題は、最初の数カ月が過ぎて興奮が落ち着いた後に、iPadが一般ユーザーを引きつけられるかどうかだ。
 テクノロジー愛好家は、iPadの美しいディスプレイと高速Web閲覧を称賛しているが、幾つかの欠点も指摘している。ビデオチャット用のカメラがないこと、一度に複数のアプリを実行できないこと、HuluなどAdobeのFlashを使っている人気動画サイトを閲覧できないことだ。
 Wall Street JournalとNew York Timesの著名レビュアーは、iPadはWebサーフィンやマルチメディア利用には適しているが、もっとヘビーデューティな作業が必要な人にはあまり訴求しないかもしれないと述べている。
 3日に発売されたiPadは米国のみ、Wi-Fiモデルのみとなる。

Posted by ichi3 at 2010年04月05日 12:52
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