2012年04月23日

東北地方太平洋沖地震・東日本大震災 89 (放出約1000万ベクレル/1時間)

福島原発からの放射性セシウムは「今年1月は毎時7000万ベクレルから同1千万ベクレルに低減」と2月の政府と東電の中長期対策会議で報告されました。その理由として「原子炉建屋の機器の搬入口にカーテンを設置したことなどが主な要因」としています。数値的には「同原発敷地境界の放射線量は年0.02ミリシーベルト」になると言います。原発周辺の地上環境へのセシウム放出は「低減イメージ」ですが、海水への放出については不明です。したがって今回明らかにされたデータは原発の現状を示す情報の一つと認識するのがよいと考えます。

毎時1千万ベクレルに低減=1〜3号の放射能放出量−新浄化装置導入へ・福島第1
時事通信 2012年2月27日
 東京電力福島第1原発の廃炉に向けた政府と東電の中長期対策会議が27日開かれ、1〜3号機格納容器から外部に放出される放射性セシウムの量が毎時1000万ベクレルに低減したことなどが報告された。同原発敷地境界の放射線量は年0.02ミリシーベルトとなる。
 対策会議によると、放出量は昨年12月で同約6000万ベクレル、今年1月は同7000万ベクレルだった。凍結防止対策として1〜3号機建屋の開口部をふさいだため、放射性物質の舞い上がる量が減ったとみられる。
 一方、高濃度の放射能汚染水の浄化処理はこれまでガンマ線(電磁波)を放出するセシウムの分離が中心だったが、ベータ線(電子)を放出するストロンチウムなどの多様な放射性物質を分離する「多核種除去設備」を今年9月ごろまでに設置し、運転を始める。(2012/02/27-21:14)

放射性物質放出、1月の7分の1に減 福島第一原発
朝日新聞 2012年2月27日
 政府と東京電力の福島第一原発の廃炉に向けた中長期対策会議が27日、開かれ、原子炉建屋からの放射性物質放出は先月の7分の1に減ったことなど、作業の進捗(しんちょく)状況を明らかにした。放射能汚染水を海に放出できるぐらいにまで浄化できる設備を9月までに新たに設置。3月上旬に工業用内視鏡による2号機格納容器内の2度目の調査をするという。
 炉心溶融事故を起こした1〜3号機の原子炉建屋からの新たな放射性物質の大気への放出量は毎時約1千万ベクレルで、先月の7分の1に減った。放出源のほとんどが、爆発で原子炉建屋が激しく破損した状態がそのままになっている3号機からの放出だった。津波で破損した大物搬入口を塞いだことなどが理由としている。
 対策会議では、東電が東芝製浄化装置の多核種除去設備「アルプス」の基礎試験結果を公表。現在の浄化装置はセシウムの除去が主だが、セシウム以外の核種も取り除くことができるという。試験ではガンマ核種45種類で、法的に海に放出できる限度以下に減らすことができた。

福島第一の放射性物質放出量、2月上旬は大幅減

読売新聞 2012年2月27日
 東京電力は27日、福島第一原子力発電所1〜3号機から2月上旬に放出された放射性物質量は
毎時約1000万ベクレルで、1月公表時の同7000万ベクレルから大幅に減少したと発表した。
 東電は、測定時に原子炉建屋内での作業をしていなかったため放射性物質の舞い上がりが
少なかったことや、原子炉建屋の機器の搬入口にカーテンを設置したことなどが主な要因と説明している。
この放出による敷地境界の被曝線量は年間0・02ミリ・シーベルトと推定した。

ラベル:あきらめない
posted by ichi3 at 22:05| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
放射性物質:高線量域20年後も 政府、初の予測地図公表
毎日新聞 2012年04月22日 
政府は22日、東京電力福島第1原発事故で福島県内に放出された放射性物質を巡り、20年後までの年間空間線量率の予測図を発表した。昨年11月の航空機モニタリング結果を基に▽12年3月末▽1年後▽2年後▽5年後▽10年後▽20年後??の6枚を公表。平野達男復興相は「理論値に基づいた予測図であり、除染の要素は加味していない」と説明した。
 政府が長期にわたる将来予測図を示したのは初めて。各自治体が住民の帰還計画などを作る際の判断材料にしてもらうため、第1原発から北西方向に延びる高汚染地帯を中心に作成した。それによると、原発が立地する大熊町と双葉町の境界付近では20年後でも居住が原則制限される帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)が、両町に加えて浪江町、葛尾村では居住制限区域(同50ミリシーベルト以下20ミリシーベルト超)が残る。
 予測図は福島市内でこの日開かれた原発周辺の8町村長との意見交換会で示した。帰還困難区域は賠償が長期にわたるため、細野豪志原発事故担当相は「しっかり検討する地域だと認識している」と述べた。【清水勝、水戸健一】
Posted by ichi3 at 2012年04月23日 22:21
東京湾の海底土のセシウム、7か月で13倍に
読売新聞 5月13日
 東京湾の海底土に含まれる放射性セシウムが、昨年8月から約7か月間で1・5〜13倍に増えたことが、近畿大の調査で分かった。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されたセシウムが、河川から東京湾に流れ込んだとみている。
 同大の山崎秀夫教授(環境解析学)は今年4月2日、荒川の河口付近など東京湾内の3か所で海底土を採取し、分析した。深さ1メートルまでの土に含まれるセシウムの量は1平方メートルあたり7305〜2万7213ベクレルで、昨年8月20日の調査結果(同578〜1万8242ベクレル)を3か所とも上回った。
 海底面から深さ6センチまでのセシウム濃度は1キロ・グラムあたり321〜397ベクレルで、やはり8月20日の調査結果(同75〜320ベクレル)を上回った。河川の泥にたまったセシウムが少しずつ東京湾に流れ込んでいるためとみられる。

Posted by ichi3 at 2012年05月15日 22:52
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