2015年06月19日

韓国のMERS感染事件 4(先端技術と文化の葛藤)

韓国のMERS感染が拡大した背景として同国の「医療文化」があるとの指摘があります。朝日新聞によると『WHOの調査団は、病院での感染予防措置が不十分だったことに加え、「医療ショッピング」と呼ばれる複数の病院で診療を受ける行為や、病室に大勢の家族や見舞客が滞在するといった韓国の文化を指摘した』としています。エボラ出血熱の感染拡大も、地域の「文化」が重要要因とされました。
韓国は科学技術先進国であり、医療技術も最先端のレベルにあると思われます。その韓国で感染拡大がおこり、しかも感染者確認から1月を経ても終息のめどが立っていないのが現状です。科学技術と文化・伝統などの社会的要因との連携が問題解決のキーポイントと思います。

韓国のMERS、なぜ感染拡大したのか 24人死亡
朝日新聞 2015年6月19日
 韓国で中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)コロナウイルスの最初の感染者が見つかって20日で1カ月を迎える。19日現在で感染者は166人で、うち24人が死亡した。感染はなぜこれほど広がったのか。世界保健機関(WHO)の調査団は韓国特有の医療文化も一因だと指摘している。

 最初の感染者は60代の男性。中東旅行の後に体調が悪化し、病院を転々とした。感染がわかったのは4カ所目の病院。この間に男性が訪れた病院などで二次感染、三次感染も広がった。今は四次感染まで確認されている。

 感染者の内訳は、病院に入院、来院した患者が46%と最も多い。患者の家族や見舞客が36%と続き、残りは医師や看護師ら病院関係者が18%となっている。

 WHOの調査団は、病院での感染予防措置が不十分だったことに加え、「医療ショッピング」と呼ばれる複数の病院で診療を受ける行為や、病室に大勢の家族や見舞客が滞在するといった韓国の文化を指摘した。

 一方で、終息のメドはたっていない。感染の可能性があり、自宅などで隔離されている人は19日現在で5930人にのぼる。最も多い82人の感染者を出したのは韓国有数の大規模病院、サムスンソウル病院(ソウル市江南区)。韓国保健福祉省は、感染の可能性がある期間にこの病院を4万1930人が訪れたと会見で発表し、該当者は積極的に申し出るよう呼びかけた。

 混乱が続く中、6月第3週の朴槿恵(パククネ)大統領の支持率は29%(韓国ギャラップ調べ)に下落。過去2度記録した最低値に並んだ。(ソウル=東岡徹)

posted by ichi3 at 21:58| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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