2018年07月12日

日産自動車検査不正が拡大

日産自動車の無資格従業員による検査不正が2017年に発覚しましたが、検査データを書き換える新たな不正が明らかとなりました。毎日新聞は『昨秋以降も別の不正が行われていたことになり、法令順守に対する意識の低さや「ごまかし体質」の根深さが浮き彫りになった格好だ。西川広人社長は同日の記者会見に出席しておらず、説明責任のあり方も含めて経営責任を問われることになりそうだ』としています。
また、『拡大路線の陰で不正がまん延していた格好だ。ゴーン会長は6月26日の定時株主総会で、無資格検査の責任を問う株主の質問に「日産のCEO(最高経営責任者)はあくまで西川。責任を尊重しなければならない」と強弁し、自ら謝罪することはなかった』と報じ、ゴーン氏など経営トップの無責任な経営姿勢を指摘しています。


日産不正
ごまかし体質、浮き彫り 社長、会見出席せず
毎日新聞 2018年7月9日
https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00m/020/183000c
 無資格の従業員が完成車の検査を行う不正が昨年秋に発覚した日産自動車で9日、検査の測定値を書き換えるという新たな不正が発覚した。昨秋以降も別の不正が行われていたことになり、法令順守に対する意識の低さや「ごまかし体質」の根深さが浮き彫りになった格好だ。西川広人社長は同日の記者会見に出席しておらず、説明責任のあり方も含めて経営責任を問われることになりそうだ。

 「原因の深掘りをして、問題が起きない仕組みを作るのが第一義的な責任だ」。生産を統括している山内康裕執行役員は横浜市内の本社で行った記者会見でこう強調した。社長が会見に出席していないことを問われると、「私が(再発防止)対策の責任者なので説明している」と述べるにとどめた。

 新たな不正は、出荷前の新車について燃費や排ガスの数値などを室内で試験する「完成検査」で発覚した。車両をローラー型の測定装置に乗せて走行させる検査で▽規定の速度を逸脱した無効な検査データを有効な数値に書き換えた▽試験室の温度や湿度が許容範囲外でも有効なデータとして処理した−−などの内容だ。

 日産は昨年9月、無資格検査を行っていたと発表。国土交通省の検査で判明したものだが、翌月には発覚後も無資格検査を続けていたことまで明らかになった。今回の不正が見つかったのも自社の独自調査ではなく、SUBARU(スバル)が今年4月、検査の測定値を書き換える同様の不正を発表したことがきっかけだ。日産も検査で書き換えがないかを調査したところ、新たな不正が判明し、山内氏は「(今回の事案が)リスクとして明確に上がらなかった」と釈明した。

 今回の不正判明が山内氏に報告されたのは6月19日になってからで、同日まで一部工場で不正が続いていたという。自浄能力が問われる深刻な事態で、山内氏は「(問題を)自ら検出できる管理体制に変えていきたい」と強調した。

 これまで日産はカルロス・ゴーン会長が主導する形で販売台数を拡大。2022年にルノー・日産・三菱自動車の3社連合で1400万台以上(17年は1060万台)の世界販売台数を目指す目標も掲げている。ただ、拡大路線の陰で不正がまん延していた格好だ。ゴーン会長は6月26日の定時株主総会で、無資格検査の責任を問う株主の質問に「日産のCEO(最高経営責任者)はあくまで西川。責任を尊重しなければならない」と強弁し、自ら謝罪することはなかった。

 再発防止に臨む同社の姿勢には厳しい目が注がれる。石井啓一国交相は9日、「昨年9月に判明した完成検査問題の再発防止に取り組む中、ごく最近まで続いていた点で問題の深刻さを示すものであり、極めて遺憾だ」とのコメントを出した。

 不正が重ねて発覚したスバルでは、吉永泰之・前社長兼CEO)=現会長=がCEO職の退任を迫られた。日産も自浄能力をどう示すかが問われる。【竹地広憲、川口雅浩】


日産
排ガス検査不正 数値改ざん、無資格に続き
毎日新聞 2018年7月9日
https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00m/020/154000c
 日産自動車は9日、新車の出荷前に行う排ガスや燃費に関する検査で測定値を書き換えるなどの不正があったと発表した。同社が調査した車の53.5%に当たる1171台で見つかった。国土交通省は同日、1カ月をめどに再発防止策を報告するよう指示した。

 調査したのは、最終検査のうち、生産台数の1%程度で実施する「抜き取り検査」。走行速度や温度など定められた条件と異なる環境下で実施した試験を有効な測定として扱ったほか、二酸化炭素などの測定値を改ざんするなどしていた。少なくとも2013年4月から今年6月19日まで、栃木工場(栃木県上三川町)▽追浜工場(神奈川県横須賀市)▽日産車体湘南工場(同平塚市)▽日産車体九州(福岡県苅田町)▽オートワークス京都(京都府宇治市)の5工場で不正が行われていた。対象車は19車種で、少なくとも10人が関与していた。SUBARU(スバル)が4月、燃費や排ガスの検査データを書き換える不正の報告書を国交省に提出したのを機に、日産が同様の不正がないか調査していた。

 日産では昨年9月にも出荷前検査を無資格の従業員が行っていた問題が発覚している。製造統括の山内康裕執行役員は記者会見し「再発防止に向けて取り組みを進めているなかで事案が発見されたことに対しておわび申し上げる」と陳謝した。

 昨年9月の無資格検査問題では、100万台以上のリコール(回収・無償修理)に発展した。今回は再検証の結果、品質には問題がないとしており、リコールは行わない方針。

 会見にはカルロス・ゴーン会長や西川広人社長ら経営トップは姿を見せなかった。同様の不正があったスバルは最高経営責任者(CEO)が引責辞任している。日産も経営陣の責任問題に発展する可能性がある。【竹地広憲、横山三
加子】 
posted by ichi3 at 01:25| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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