2018年12月08日

ソフトバンク通信障害はネットでのヒューマンエラーか

ソフトバンクの通信障害は、イギリスやベトナムなど世界11カ国でほぼ同時に発生していました。その原因は『スウェーデンの通信機器大手エリクソンは6日、ソフトバンクなどで生じた大規模な通信障害に関し、基幹ネットワークの一部に自社のソフトウエアの不具合が見つかったと発表した』(毎日新聞)としています。
ITmedia NEWS によると『エリクソンは原因について、SGSN-MME(Serving GPRS Support Node - Mobility Management Entity)の2つのバージョンに問題があったためと説明。その問題とは、証明書の期限切れだった』と報じています。
今回の通信障害は11カ国で発生しており、ソフトバンク社などネット配信企業を超えたグローバルな事件と言えます。
ネットの基幹部分を構成するインフラのソフトウエアの認証ミスが原因であるならば、人間によるうっかりミス(ヒューマンエラー)が介在していた可能性があります。類似の障害は今後も起こりうると言えます。インターネットは今や生活インフラの一部となっています。IOTやネット決済そして車の自動運転などのネット依存装置の存亡に関わる問題です。
ヒューマンエラーをゼロにするのは原理的に不可能です。今回の事件はヒューマンエラーがグローバルに働き人間生活に重大なトラブルを発生させた初めての事例かもしれません。


ソフトバンク、通信障害の原因を公表 エリクソン製交換機ソフトの「期限切れ」
2018年12月07日
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/07/news060.html
 ソフトバンクは12月6日、同日発生した携帯電話ネットワークの通信障害について、原因を公表した。
 通信障害は12月6日午後1時39分から午後6時4分にかけて、ソフトバンクとワイモバイルの4G(LTE)、固定電話サービスの「おうちのでんわ」、LTEを利用した自宅・家庭用Wi-Fi「SoftBank Air」で発生した。影響を受けた台数は現在調査中だ。
 午後1時39分に東京センターと大阪センターのエリクソン製パケット交換機全台数で、ソフトウエアに異常が発生。これまで9カ月の運用では異常は見られなかったという。エリクソンからの連絡によれば、同社製の通信設備を使用する海外11カ国の通信事業者でもほぼ同時刻に同様の問題が発生したとソフトバンクは説明。エリクソン製通信設備を導入している英国O2の通信障害も同様の原因と想定される。
 ソフトバンクでは、今後はエリクソンと共同で徹底した再発防止に取り組んでいくとしている。
 エリクソンは原因について、SGSN-MME(Serving GPRS Support Node - Mobility Management Entity)の2つのバージョンに問題があったためと説明。その問題とは、証明書の期限切れだった。ボリエ・エクホルム社長兼CEOは「弊社のソフトウェアの不具合によりご不便をおかけした顧客のみなさま、そしてそのお客様方に謝罪いたします」とし、不具合による影響を少なくし、できるだけ早く復旧できるように努力すると述べている。
 証明書の期限切れでは、IoT機器の「うんこボタン」が全品交換となったことが記憶に新しい。

ソフトバンク通信障害、原因特定 エリクソン「ソフトに問題」と発表
毎日新聞2018年12月7日
https://mainichi.jp/articles/20181207/k00/00m/020/036000c
スウェーデンの通信機器大手エリクソンは6日、ソフトバンクなどで生じた大規模な通信障害に関し、基幹ネットワークの一部に自社のソフトウエアの不具合が見つかったと発表した。
根本原因はまだ調査中だと説明した。残っている障害を解消するため、顧客企業と連携して作業を進めているという。エリクソン首脳は声明で「顧客企業のみならず、消費者らの皆さまにおわびする」と謝罪した。
 ソフトバンクは6日、スマートフォンなどの携帯電話サービスで、同日午後に全国の広い範囲で大規模な通信障害が発生し、音声通話やデータ通信が利用しにくいか、利用できない状態となった。(共同)

通信障害は海外11カ国で同時発生 ソフトバンク上場直前のトラブル イメージダウン免れず
毎日新聞2018年12月7日
https://mainichi.jp/articles/20181207/k00/00m/020/007000c
6日午後から発生したソフトバンクの通信障害は、世界11カ国でほぼ同時に発生していたことが判明した。異例の大規模障害の詳しい原因は分かっておらず、利用者に衝撃が広が りそうだ。ソフトバンクは今月19日に上場する予定で、ソフトバンクグループ(SBG)から携帯子会社として独立を目指す直前のトラブルとなった。投資家へのイメージダウンも避けられそうにない。
 「ソフトウエアに何らかの不具合が起きたとしか言えない」。ソフトバンク関係者は6日夜、原因についてこう繰り返した。交換機を製造したスウェーデン通信機器大手エリクソンの広報担当者もロイター通信に対し「一刻も早く問題が解決するよう取り組んでいる」と語った。
 ソフトバンクは2006年、英ボーダフォンの日本事業を買収し、携帯電話市場に参入した。当初は競合他社に比べてつながりにくいなどの指摘が一部であったが、基地局の増強などを進め、通信品質を高めていた。それだけに、今回の障害については利用者から「上場直前にこんなトラブルがあるなんて」と落胆の声が上がった。
 親会社のSBGはソフトバンクの上場で調達する資金により、人工知能(AI)やロボットなど、今後成長が見込める分野への投資を加速する方針だ。ソフトバンクは国内の通信事業に専念し、安定的に利益を生み出す役割を担う。だが、今回の大規模障害が上場時の株価などにも影響する懸念がある。
 また、次世代の移動通信規格「5G(ファイブジー)」の商用化が20年から始まり、通信業界はモノとモノがつながるIoT(モノのインターネット)が本格化。自動車の自動運転や遠隔医療など、異業種と組んだ新しいサービスの提供も期待されている。
 新サービスを展開する上でも「通信の安定性確保と、いざというときのバックアップ体制は必要不可欠」(アナリスト)。通信システムの脆弱(ぜいじゃく)さを露呈したソフトバンクにとって、原因究明と再発防止が喫緊の課題となる。利用者や投資家に対し、社会インフラとしての信頼を回復しなければ、SBGの今後の長期戦略にも影響を与えることになりかねない。【森有正】

posted by ichi3 at 01:06| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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