2021年02月10日

潜水艦「そうりゅう」と貨物船が衝突 4(浮上時のミスか)

潜水艦衝突の原因について『浮上に際して二重三重に定められた安全確認手順が徹底されたかや、浮上前に周囲の状況を確認するソナー(水中音波探知機)に問題はなかったかなどが原因究明の焦点だ。事故の通報は3時間以上遅れ、危機管理体制の問題点も露呈した』と時事通信は重大な疑義を報じました。
潜水艦の損傷について『「一歩間違えば大事故だった」。防衛省幹部はこう語る。潜水艦の艦橋側面にある「潜舵(せんだ)」と呼ばれるかじが曲がるほどの衝撃で、相手が小型船であれば転覆していた可能性もある。同省によると、射撃訓練とは異なり、潜水艦の浮上訓練に関し船舶への情報提供はない』(時事通信)と防衛省幹部が述べている。
さらに、『今回は、海面に潜望鏡を出して周囲を確認する段階で衝突した。同省によると、商船の存在を確認し、急潜航を試みたが回避できなかったという』(時事通信。
そして、『海自潜水艦をめぐっては2006年にも宮崎県沖で同種の事故が起きている。練習潜水艦が潜望鏡を海面上に出すために浮上中、タンカーと接触。海難審判では「タンカーを探知した際の動静監視が不十分で、浮上を中止しなかったことが事故原因」との結論が出された』と時事通信は指摘し、教訓が生かされていない可能性がある。
事故発生後について『事故は8日午前11時ごろに発生したが、そうりゅうの通信機能が停止したため、携帯電話の圏内まで航行。母港の呉基地(広島県)に一報を入れるまでに約3時間20分かかった。一刻を争う救助活動が必要な場合に連絡の遅れは致命的だ』と時事通信は厳しく報じている。


浮上中の安全確認焦点 「一歩間違えば大事故」―ソナー探知有無も・潜水艦事故
時事通信 2021年02月10日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020901147&g=soc
 高知県沖で8日に起きた海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」と民間商船の衝突事故では、潜水艦の浮上に際して二重三重に定められた安全確認手順が徹底されたかや、浮上前に周囲の状況を確認するソナー(水中音波探知機)に問題はなかったかなどが原因究明の焦点だ。事故の通報は3時間以上遅れ、危機管理体制の問題点も露呈した。
 「一歩間違えば大事故だった」。防衛省幹部はこう語る。潜水艦の艦橋側面にある「潜舵(せんだ)」と呼ばれるかじが曲がるほどの衝撃で、相手が小型船であれば転覆していた可能性もある。同省によると、射撃訓練とは異なり、潜水艦の浮上訓練に関し船舶への情報提供はない。往来の多い航路帯を避け、浮上前にソナーと潜望鏡で周囲の船舶の有無を確認して行う。
 今回は、海面に潜望鏡を出して周囲を確認する段階で衝突した。同省によると、商船の存在を確認し、急潜航を試みたが回避できなかったという。
 海自関係者は浮上手順について「潜望鏡を出す前にまず、ソナーで船舶のエンジンやプロペラ音が聞こえないか確認しながら段階的に浮上する」と説明。水中で全周を確認するが、船舶がソナーの死角(不感ゾーン)に入ると、存在に気付くのが遅れる場合があるという。そうりゅうのソナーは音源を探知していなかったとの情報もある。
 海自潜水艦をめぐっては2006年にも宮崎県沖で同種の事故が起きている。練習潜水艦が潜望鏡を海面上に出すために浮上中、タンカーと接触。海難審判では「タンカーを探知した際の動静監視が不十分で、浮上を中止しなかったことが事故原因」との結論が出された。
 今回は、緊急時の連絡機能の問題も浮上した。事故は8日午前11時ごろに発生したが、そうりゅうの通信機能が停止したため、携帯電話の圏内まで航行。母港の呉基地(広島県)に一報を入れるまでに約3時間20分かかった。一刻を争う救助活動が必要な場合に連絡の遅れは致命的だ。防衛省は「早急に対策を講じたい」としている。

ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 10:52| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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