2018年02月25日

2018年02月24日のつぶやき








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2018年02月24日

炎上し漂流中のタンカーが沈没 11(漁獲海産物の汚染)

汚染海域で中国漁船が活動し続けていた事実がBBCにより報道されました。漁獲物の汚染の状況はわかりませんが、市場に出荷されているのかは不明です。そして人間の健康への影響も危惧されます。

東シナ海のタンカー事故後も漁業活動 海産物汚染の恐れ
BBC 2018年2月23日
http://www.bbc.com/japanese/43165466
一部引用です

東シナ海で先月、タンカーが貨物船と衝突し漂流した後に沈没した海域で、事故後も何日間にもわたり漁船の操業が続いていたことが、BBCの取材で23日までに明らかになった。

操業を続けていた漁船の大半は、中国船籍だった。

第三者の複数の専門家によると、操業が停止されたのは事故からかなりの日数がたってからのことだった。中国のメディア各社も同様の指摘をしている。

東シナ海周辺の地域では、タンカーから流出した油で海産物や海洋生物が汚染される可能性が強く懸念されている。

BBCが入手した衛星写真やデータは、事故海域に漁船が入っていたことを示している。

1月6日に貨物船と衝突し、14日に沈没したイランのタンカー「サンチ」は13万6000トン、ほぼ100万バレル相当の「コンデンセート」と呼ばれる超軽質原油を韓国に輸送していた。

専門家らによると、これほど大量の超軽質原油が海に流出したのは過去に例がない。高い毒性の恐れがあり、透明で目視できないため、原油流出事故にありがちな、光を反射する油膜が海面に広がる様子も確認できない。

中国は海産物の主要な輸出国で、事故があった海域はカニやイカ、キグチやサバなどの魚類が豊富なことで知られる。

BBCは、中国の国家海洋局に漁業活動について繰り返しコメントを求めたものの、現時点で回答は得られていない。

中国農業部(農水省に相等)のウェブサイトによると、事故後は現場から半径30海里の海域が立ち入り禁止になっている。

漁業活動の監視を専門とする非営利団体オーシャンマインドのチーフ・アナリスト、ブラッド・ソウル氏はBBCに対し、「我々の分析では、沈没地点から半径60海里内を含め、事故海域で漁業活動があったと推測される」と語った。

オーシャンマインドは、1月6日から25日にかけて事故海域で400隻以上の漁船が操業していたとみている。そのうち13隻は、沈没地点から60海里以内で確認された。

さらに、「1月26日から2月14日にかけて、当該海域に漁船146隻の活動が認められた。また沈没地点から60海里以内では2隻の漁船の活動が認められた」という。

「サンチ」は、衝突した場所から南に50〜100海里漂流し、沈没したとみられる。そのため、漂流する間もコンデンセートの流出は続いていたもようだ。

中国交通運輸部によると、沈没したタンカーは水深115メートルの場所で発見された。

オーシャンマインドのソウル氏は分析手法について、操業時の漁船は通常よりも遅い速度で移動するという特徴を使い、操業中らしい漁船の信号に限定して位置を調べたと説明した。

漁船は、トランスポンダーと呼ばれる無線信号機を使って位置を知らせている。

漁船から発せられた信号を使い、漁業活動が活発だった場所を赤で示した地図。上図は1月6日〜25日、下図は1月26日〜2月14日。青緑の円は沈没地点とその周辺60海里(オーシャンマインド/イクザクトアース調べ)
ラベル:船舶事故
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2018年02月23日のつぶやき






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2018年02月23日

2018年02月22日のつぶやき
















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2018年02月22日

2018年02月21日のつぶやき










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2018年02月21日

2018年02月20日のつぶやき












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2018年02月20日

2018年02月19日のつぶやき






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2018年02月19日

炎上し漂流中のタンカーが沈没 10(楽観はできない状況)

海上保安部の見解として、『機動防除隊によると「船体や燃料の状況が不明なので断定はできないが、重油は粘度が高く一気に拡散する性質はない。ひとまず収まった状態だろう」と語る。漂着した油については「事故の火災による高温で、重油の粘度が低くなったことで、まとまった量が流れ出たと考えられる。火災が鎮火し、沈没すれば温度は下がり粘度も高くなって流出しにくくなるので、大規模な流出は考えにくい」と説明する。海保では「今後も、流出などが起きていないかを注意深く見守りながら、適切に対処していきたい」と話している』と毎日新聞が報じました。とりあえず継続観察するという姿勢です。
一方、グリンピースは奄美大島に漂着した油について取材し『4点のポイントの早急な実施の必要性を関係省庁に伝えました』と現状と今後について深刻な受け止め方、とみられます。

油漂着
タンカーからの大規模流出「考えにくい」

毎日新聞2018年2月19日
https://mainichi.jp/articles/20180217/k00/00m/040/089000c
 東シナ海で1月6日に起きたタンカーの衝突・油流出事故。現場には、海上保安庁で流出油などの有害物質への対応を行う機動防除隊の隊員らが飛び、対処した。その後、沖縄や奄美大島の海岸に油状物が漂着し、環境汚染が懸念されているが、「大規模な流出は考えにくい」という。現場の様子や今後の見通しなどを隊員らに聞いた。【米田堅持】
漂う油臭
 「ガソリンのような油臭が強く、ガスの滞留が懸念された。当初は3マイル(約5.6キロ)以内で人命救助を優先して作業にあたった」。第1陣として現場に飛んだ機動防除隊の白石卓嗣さん(38)は、13日午前6時半に到着した現場の様子をそう振り返る。
 イランのタンカー「SANCHI」(8万5000トン)は貨物船と衝突して炎上していた。「350度まで測ることができる温度計で見ると、燃えていない部分は10〜20度ぐらいだったが、炎をあげている部分は振り切っていた。風の流れに沿って、海上に油膜があるほか、重油などの重い油は沈んでいるようで、予想以上に難しかった」という。タンカーは同月14日に沈没したが、白石さんは日中韓の公船が入り交じる現場で同月19日まで現場で対応にあたった。
 タンカーの積み荷は揮発しやすい軽質原油「コンデンセート」14万トン。燃料として重油1900トンも積んでいた。同月17日から18日まで現場に入った同隊の本田重蔵さん(38)は、油処理剤を使わず、船のスクリューで油を拡散させることにした。油臭は相変わらず漂っていたが、この頃には重油の臭いが強くなっていたという。「想像より流出油は少なく、濃い油膜は1〜2割ほどだったが、それも時間とともに薄くなっていった」という。
汚染を広げないために
 だが、2月に入ると鹿児島県の奄美大島やトカラ列島などに油状物が漂着した。本田さんは3日にトカラ列島にある宝島に飛び、海岸や砂浜にムース化した油やゴミなどが大量に漂着しているのを確認した。
 機動防除隊は、一般的な海上保安官では対処が難しい油や化学物質の流出などの処理計画などを立案したり、アドバイスを行う専門部隊で、横浜市中区の機動防除基地に16人の隊員が所属している。本田さんたちは、汚染を広げないために靴カバーをつけて作業し、海岸から戻る時に廃棄するなど、油回収の要点について同県にアドバイスを行い、県の回収作業マニュアルにも反映された。
今後の見通しは……
 コンデンセートは揮発しやすく、日本の沿岸まで流れ着いて影響を及ぼす可能性は低く、成分などから漂着したのは船舶の燃料などで使われる重油と見られている。漂着した油と、沈没したタンカーの重油の成分は一致しないが、漂流中に成分が変化することも考えられることや、他に漂着する要因が見当たらないことから、事故で流出した油ではないかと見られている。
 海保は事故当初から、関係機関と連携して情報収集に努めてきた。1月29日〜2月2日には、測量船「昭洋」(3000トン)が、予定を変更して沈没した海域付近の海水を採取して油分の調査を行っており、今月末にも結果が公表される予定だ。「昭洋」は、もともと東シナ海で海底地形の調査を行っていたが予定を変更し、1月27日に一般公開のために寄港した長崎で、海水採取に必要な資機材を積んで調査海域に向かったのだ。
 今後も流出は続くのか。機動防除隊によると「船体や燃料の状況が不明なので断定はできないが、重油は粘度が高く一気に拡散する性質はない。ひとまず収まった状態だろう」と語る。漂着した油については「事故の火災による高温で、重油の粘度が低くなったことで、まとまった量が流れ出たと考えられる。火災が鎮火し、沈没すれば温度は下がり粘度も高くなって流出しにくくなるので、大規模な流出は考えにくい」と説明する。海保では「今後も、流出などが起きていないかを注意深く見守りながら、適切に対処していきたい」と話している。

奄美大島に漂着した油を見てきました
リーンピース 2018年2月16日
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/61155/
記事より一部引用します

いま何が行われていて、次に必要とされることとは?
油の除去作業は、自治体や環境省のサポートにより、随時進められている状況です。周辺の環境影響調査についても、環境省がサンゴ礁や藻場などの水中も含めた調査を、随時行なっていると発表しています*2。
タンカーが沈んだ東シナ海で、水産資源や漁場に油による影響を調べる調査も、水産庁が水産研究・教育機構に委託し、2月16日から開始、結果を4月上旬に公表予定です*3。
これらは全て重要な調査です。加えてグリーンピースは今日、下記の4点のポイントの早急な実施の必要性を関係省庁に伝えました*4。

1. 事故現場および油類が漂着した場所の生態系への影響を見極めるために、中長期的なモニタリング体制を構築し、影響を除去・緩和するための計画を作成し実施する

2. 目視できる漂着油を除去した後も、炭化水素が砂に入り込んだ箇所、岩などに油がこびりついた箇所では汚染物質の100%の除去は困難であるため、当該地においても継続的なモニタリングの実施と、モニタリングで得られたデータの情報公開を行う

3. 海洋生態系および海水調査の結果を特に地元住民に積極的に公開する

4. 国際的な調査チームをつくり、そのデータを他国と共有する
ラベル:船舶事故
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2018年02月18日のつぶやき








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2018年02月18日

2018年02月17日のつぶやき












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2018年02月17日

2018年02月16日のつぶやき








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2018年02月16日

2018年02月15日のつぶやき


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2018年02月15日

2018年02月14日のつぶやき






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2018年02月14日

2018年02月13日のつぶやき






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2018年02月13日

2018年02月12日のつぶやき


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2018年02月12日

2018年02月11日のつぶやき








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2018年02月11日

炎上し漂流中のタンカーが沈没 9(生態系破壊の不安)

海洋汚染はタンカーの燃料である重油が約1900トンそしてコンデンセート(超軽質原油)が約14万トンが主な原因です。重油による海洋汚染は多発していますが、コンデンセートの大量汚染は前例がないと言います。
田中龍作氏は奄美大島を取材し『重油による漁業への被害も懸念されるが、不気味なのはタンカーの積荷であるコンデンセートの流出だ』と指摘し、『環境省が重い腰を上げたのは、アオウミガメが6日、奄美大島の海岸で死んでいるのが見つかってからだ(死亡原因は重油を飲んで窒息したためと見られているが)』とし、さらに『政府の広報機関である日本マスコミは当然のごとく報道が遅い。衝突事故そのものはすぐに報じたようだが、環境問題として伝えたのは2月に入ってからだ。ロイターは1月15日、北京・東京発で環境問題として報道した。「生態系に影響も」とする見出しだ。 福島原発事故(2011年)の際、日本政府がひた隠しにしていたメルトダウンを日本マスコミよりも先に指摘したのは、海外のメディアだった』と言います。
ロイターの15日記事を引用すると『タンカーの沈没は、コンデンセートの炎上よりも海洋生態系に悪影響を与える可能性があると、専門家は懸念している。バンカー重油は爆発性は低いものの、最も汚染性の強い種類の油で、流出した場合、非常に有害となる。コンデンセートも海洋生物にとって有害だ。「主要な石油流出事故において、最も重要なのは時間である。非常に有害で揮発性が高いため、コンデンセートの流出では特にそうだ」と、スタイナー氏は指摘する』と報じています。
また、毎日新聞は『中国当局は船や人工衛星で調査。沈没した海域一帯を監視し、1月末時点で、360カ所の水質検査で11カ所から基準値を超す油関連物を検出し、「環境に一定の影響がある」と見る。日本の海上保安本部は現場で船を走らせ、スクリューで軽質原油を揮発、拡散させる作戦を進めている』としています。また『鹿児島大の宇野誠一准教授(環境汚染学)は軽質原油について「揮発しやすく水に溶け拡散しやすい上、重油に多く含まれる毒性の強い多環芳香族炭化水素の含有量が少ない」と話す。火災で多くが燃えた可能性も踏まえ、英研究所の拡散予測を「過大ではないか」と疑問視。「一時的、局所的な影響がないとは言い切れないが影響は小さいだろう」と冷静だ』とも言います。
中国当局の動きは火災発生そして沈没後も非常に活発ですが、日本当局は海上保安庁の動きも組織的とは言えず、環境庁は『近く奄美一帯で緊急調査に乗り出す』と毎日新聞は報じており、田中龍作氏は『政府とマスコミの対応が遅くて「事なかれ」な時は、疑ってかかった方がいい』と強く主張しています。


【奄美大島発】福島原発事故を想起させる環境汚染の不気味 タンカー沈没、コンデンセート流出
田中龍作ジャーナル 2018年2月10日
http://tanakaryusaku.jp/2018/02/00017537
 サンゴの海に浮かぶ奄美大島。白い波が打ち寄せられる砂浜には黒い斑点が延々と続く。斑点は直径3?4センチから10センチ以上ある物まで大小さまざまだ。
 触るとゴムのように柔らかくてヌルヌルとし、コールタールの匂いがした。
 東シナ海でイランの船会社が所有するタンカーが中国の貨物船と衝突、日本の排他的経済水域(EEZ)で沈没した。衝突事故は1月6日に発生し、沈没は14日。
 奄美大島の島民が黒い斑点を海岸で見かけるようになったのは31日頃だ。黒い斑点はタンカーの動力用重油と見られている。
 重油による漁業への被害も懸念されるが、不気味なのはタンカーの積荷であるコンデンセートの流出だ。
 コンデンセートとはガス田から天然ガスを採取する際、発生する物質。水銀、鉛、硫黄などの毒物を含有するが、軽くて揮発性があり目に見えない。放射能と同じだ。
 桑原振一郎内閣官房審議官(危機管理担当)は7日、衆院予算委員会で川内博史議員(立民)の質問に対して「生態系や環境に与える影響は否定できない」と答弁した。
 衝突し沈没したタンカーは14万トンものコンデンセートを積んでいた。過去最大のコンデンセート流出事故といわれる。
 にもかかわらず日本政府の対応はあまりに事なかれだ。原発事故を思い起させる。
 海上保安庁は事故直後から現場海域に出動し消火作業などにあたった。しかし中島敏長官は「現場海域で採取した油分と(奄美大島や宝島に)漂着した油分は同一だという結論には至っていない」と言い放った。(7日衆院予算委員会・川内議員の質問に)
 当たり前だ。漂着しているのはタンカーの動力用燃料なのだ。毒性が指摘される積荷のコンデンセートではないのである。
 環境省が重い腰を上げたのは、アオウミガメが6日、奄美大島の海岸で死んでいるのが見つかってからだ(死亡原因は重油を飲んで窒息したためと見られているが)。
 英国国立海洋研究所はコンデンセートの漂流コースを予測する。情報統制で鳴る中国政府が、日本政府と比較にならないほどスピーディで大量の情報を発出する。
 政府の広報機関である日本マスコミは当然のごとく報道が遅い。衝突事故そのものはすぐに報じたようだが、環境問題として伝えたのは2月に入ってからだ。
 ロイターは1月15日、北京・東京発で環境問題として報道した。「生態系に影響も」とする見出しだ。
 福島原発事故(2011年)の際、日本政府がひた隠しにしていたメルトダウンを日本マスコミよりも先に指摘したのは、海外のメディアだった。
 コンデンセートによる被害が軽微に終われば、それに越したことはない。だが政府とマスコミの対応が遅くて「事なかれ」な時は、疑ってかかった方がいい。


タンカー事故、懸念の声 日本近海、原油拡大? 鹿児島・奄美漂着、環境省が緊急調査
毎日新聞2018年2月10日 
https://mainichi.jp/articles/20180210/ddm/041/040/132000c
 東シナ海で1月6日にタンカーが貨物船と衝突、積み荷の原油が流出した事故で、鹿児島県の奄美大島一帯に油が漂着し、絶滅危惧種のアオウミガメ1頭が窒息死しているのが見つかった。インターネット上では「黒潮に乗って日本近海が汚染される」「漁業が全滅する」と不安も広がっている。
 中国当局によると、衝突は上海の東の沖合約300キロで発生。タンカーは軽質原油「コンデンセート」11万トンと重油1900トンを積み、衝突後に南東へ漂流。奄美大島の西約300キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で1月14日に大炎上し、沈没した。軽質原油10万トン超を積むタンカーの沈没は前例がない。
 英国の国立海洋研究所は拡散予測を公表。3月には関東沖に達すると呼びかけ、悲観論の根拠となっている。ただ同研究所は流出量が不明で正確な予測は難しいとする。予測には揮発しやすい軽質原油の性質を考慮する必要もある。
 中国当局は船や人工衛星で調査。沈没した海域一帯を監視し、1月末時点で、360カ所の水質検査で11カ所から基準値を超す油関連物を検出し、「環境に一定の影響がある」と見る。日本の海上保安本部は現場で船を走らせ、スクリューで軽質原油を揮発、拡散させる作戦を進めている。
 日本の海は大丈夫なのか。鹿児島大の宇野誠一准教授(環境汚染学)は軽質原油について「揮発しやすく水に溶け拡散しやすい上、重油に多く含まれる毒性の強い多環芳香族炭化水素の含有量が少ない」と話す。火災で多くが燃えた可能性も踏まえ、英研究所の拡散予測を「過大ではないか」と疑問視。「一時的、局所的な影響がないとは言い切れないが影響は小さいだろう」と冷静だ。
 ただし揮発しにくい重油はやっかいだ。
 1997年、日本海で沈没したロシアのタンカー「ナホトカ号」から重油約6000トンが流出した事故では、福井県などで海辺が油で真っ黒になった。
 今回の流出規模はそれより小さいが、油断はできない。重油とみられる漂着物は1月27日にトカラ列島で、2月1日以降は奄美大島や周辺の島々で確認。奄美大島の海岸には黒い漂着物が打ち寄せられ、表面を崩すと油のにおいがする。
 地元の漁師は「サンゴが死滅してプランクトンがいなくなり、漁獲に影響が出る可能性もある。モズクの養殖網も心配だが、それ以上に奄美の海で油が流れているという風評被害が怖い」と懸念する。すでに福岡県などからボランティアが来ており、鹿児島県は海岸に回収箱を置いて8日から本格的に回収を始めた。
 政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を置いて情報を収集している。国会の衆院予算委員会でも議論され、環境省は近く奄美一帯で緊急調査に乗り出す。【上海・林哲平、神田和明、阿部周一】


衝突タンカーが日本EEZ内で沈没、原油流出が生態系に影響も
ロイター 2018年1月16日
https://jp.reuters.com/article/oil-tanker-marine-ecosystem-idJPKBN1F509F
[東京/北京 15日 ロイター] - 上海沖の東シナ海で貨物船と衝突し、日本の排他的経済水域(EEZ)内で14日沈没した石油タンカーから、大量の原油が流出しており、海洋生態系に与える悪影響への懸念が高まっている。
イランの海運会社が所有するパナマ船籍の石油タンカー「サンチ」は6日、香港籍の貨物船と衝突後、炎と煙を上げながら日本のEEZ内に漂流。約100万バレルの非常に燃えやすいコンデンセート(超軽質原油)を運んでいたタンカーは14日、爆発を数回引き起こした後に沈没した。
この事故により、タンカーのイラン人30人とバングラデシュ人2人の乗組員全員が死亡したとみられ、1991年にアンゴラ沖で26万トンもの石油流出を招いた事故以来、最悪のタンカー流出事故となっている。
新華社によると、中国の救助隊は13日、タンカーから2人の遺体を回収した。8日にもタンカーの乗組員とみられる1人の遺体が見つかっている。
イラン当局者は14日、残りの乗組員29人も死亡したとみられると発表した。
新華社はまた、中国の救助隊はタンカーの航行データを記録している「ブラックボックス」を回収したと伝えている。
東シナ海ではすでに汚染が進行しているものの、クジラやイルカ、海鳥などが生息し、その豊かさで知られていると、石油流出を経験したことのある米海洋科学者リック・スタイナー氏は話す。
タンカーの沈没は、コンデンセートの炎上よりも海洋生態系に悪影響を与える可能性があると、専門家は懸念している。
バンカー重油は爆発性は低いものの、最も汚染性の強い種類の油で、流出した場合、非常に有害となる。コンデンセートも海洋生物にとって有害だ。
「主要な石油流出事故において、最も重要なのは時間である。非常に有害で揮発性が高いため、コンデンセートの流出では特にそうだ」と、スタイナー氏は指摘する。
バンカー重油トレーダーの試算によると、今回事故を起こしたタンカーは約1000トンを積んでいたとみられる。
ラベル:船舶事故
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2018年02月10日のつぶやき




































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2018年02月10日

炎上し漂流中のタンカーが沈没 8(海洋汚染マップを更新)

Coral reefs may be at risk from Sanchi oil tanker contamination
National Oceanography Centre 2018年2月6日
http://noc.ac.uk/news/coral-reefs-may-be-risk-sanchi-oil-tanker-contamination

イギリス国立海洋センター(NOC)とサウサンプトン大学の科学者による最新の海洋モデルシミュレーションによれば、海洋汚染は琉球列島のサンゴ礁に到達する可能性が示されました。
英国の国立海洋センターとサザンプトン大学の新しい海洋汚染予測マップが2月6日更新されました。
それによると、琉球列島への影響を新たに指摘しています。日本列島の東岸沖への汚染予測は1月14日の予測図(左上の図)と大きく変わりませんが、日本海への汚染は描かれていません。
汚染海域の予測は不確定要因が多く、当初予測より広範かつ複雑になっている、としています。
ラベル:船舶事故
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炎上し漂流中のタンカーが沈没 7(奄美大島で回収作業開始)

沈没したタンカーから流出したと思われる油への対応がNHKで報じられました。それによると『8日から本格的な回収作業が始まり、奄美市の朝仁海岸では、長靴をはいてゴム手袋をした県の職員らが、黒く固まった油のようなものをバケツや袋に入れたあとドラム缶に集めていました。鹿児島県によりますと、油のようなものが漂着した離島は、8日午後5時現在、奄美大島、徳之島、沖永良部島、屋久島、喜界島、与論島、加計呂麻島、請島、宝島、与路島となっています』としています。また『鹿児島県によりますと、奄美大島の海岸で、今月6日、アオウミガメ1匹が口に油が入った状態で死んでいるのが見つかりました。ウミガメは甲羅の長さが30センチほどで、獣医師が調べたところ、口の中に油が残っていて窒息死と見られていますが、油が直接的な死因となったのかどうかはわからないということです』とし、生物への影響も危惧されます。
海洋汚染は日本海への流入も指摘されていましたが、『鹿児島大学水産学部の中村啓彦教授などが、タンカーから漏れ出た重油の流れを海流と風の影響を考慮して計算したところ、黒潮の流れに乗っていったん北上したあと、北からの強い季節風に押し戻される形で南西方向に向きを変えて、鹿児島県のトカラ列島や奄美群島の方向に流れるという結果が得られた』としています。
日本本土への影響など今後との注視する必要があります。」

沈没タンカーの油が漂着か 奄美大島で回収作業開始
NHK 2018年2月8日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180208/k10011321281000.html
鹿児島県の広い範囲の離島に、東シナ海で沈没したタンカーから流出した可能性のある黒い油のようなものが漂着している問題を受けて、8日、奄美大島の海岸で本格的な回収作業が始まりました。
先月6日に中国・上海の沖合の東シナ海で起きた中国の貨物船とイランの海運会社のタンカーの衝突事故では、タンカーが炎上して漂流し、その後、奄美大島の西およそ315キロ付近で沈没し、タンカーの積み荷の原油や燃料の重油が流れ出ています。
奄美大島をはじめ、鹿児島県内の広い範囲の離島には、このタンカーから流出した可能性のある黒い油のようなものが相次いで漂着しているのが見つかり、鹿児島県や環境省などが対策を検討していました。
8日から本格的な回収作業が始まり、奄美市の朝仁海岸では、長靴をはいてゴム手袋をした県の職員らが、黒く固まった油のようなものをバケツや袋に入れたあとドラム缶に集めていました。
鹿児島県によりますと、油のようなものが漂着した離島は、8日午後5時現在、奄美大島、徳之島、沖永良部島、屋久島、喜界島、与論島、加計呂麻島、請島、宝島、与路島となっています。
県と国は9日以降も自治体と連携しながら回収作業を進める方針です。鹿児島県大島支庁の島田公史建設課長は「砂をかぶっているものが多く、回収は基本的には手作業になるが、作業する人の安全管理を徹底して、確実に作業を進めていきたい」と話しています。
死んだアオウミガメ見つかる
鹿児島県によりますと、奄美大島の海岸で、今月6日、アオウミガメ1匹が口に油が入った状態で死んでいるのが見つかりました。
ウミガメは甲羅の長さが30センチほどで、獣医師が調べたところ、口の中に油が残っていて窒息死と見られていますが、油が直接的な死因となったのかどうかはわからないということです。
鹿児島県は関係機関と連携して野生動物への影響がないか情報を集めることにしています。
専門家「適切な除去で環境保つこと可能」
鹿児島大学水産学部の中村啓彦教授などが、タンカーから漏れ出た重油の流れを海流と風の影響を考慮して計算したところ、黒潮の流れに乗っていったん北上したあと、北からの強い季節風に押し戻される形で南西方向に向きを変えて、鹿児島県のトカラ列島や奄美群島の方向に流れるという結果が得られたということです。
中村教授は「流出した重油の大半は、黒潮をまたいで南西諸島沿いに流されていると見られる。今後しばらくは漂着範囲が広がる可能性が高いが、沿岸に流れ着く重油の量は、かつてのナホトカ号事件などと比べ格段に少なく、適切に除去する作業を行えば、これまでどおりの海の環境を保つことは十分可能だ」と話しています。
また、タンカーが積み荷として運んでいた原油の一種のコンデンセートについて「揮発性が非常に高く、海中で希釈され、日本の沿岸にまで流れ着く可能性は低いと考える。しかし、漁業者など不安に感じている人も多いことから、水質検査などを行って影響が出ていないことを確認する必要がある」と話していました。
ラベル:船舶事故
posted by ichi3 at 11:11| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする